金庫が開かなくなってしまうというトラブルが起きることがある。
例えば、金庫の暗証番号を正しく入力したのに何故か開かないということがあるのだ。
このようなトラブルはテンキータイプの電池で動く金庫によくあるトラブルである。
今回対応した金庫はWAKOというメーカーのもので高さ40センチの家庭用金庫であった。
現在、このWAKOというメーカーはなくなっている。故障してもアフターサービスを受けることができない。
また、電池切れかと思って電池を交換したのだがそれでも開かないということだった。
早速原因を調べてみるが、いろいろな配線の解錠作業をしても何の反応もない。
しばらく配線による解錠作業を続けたのだが、それでも開かないので破綻作業に変更することに。
金庫を破綻するときにお客様からよく「蝶番を切断すれば開けられるんじゃないですか?」と言われる。しかし、金庫は構造上、蝶番を切断しても開けることができない。そんなことができたら泥棒が簡単に金庫を開けられることになってしまう。
また、バールのようなものでも開けられないようになっている。
もちろん、どのような方法で開けたのかはここでは書くことができない。しかし、すんなりと開けることができた。
金庫を破綻した後、使えなくなった金庫の処分も引き受け、作業は完了となった。
今回のようにテンキータイプの金庫はメーカーがすでになくなっているものなどを使っていると壊れた時に困ってしまう。
しかし、鍵が必要なかったり、好きな番号に設定できたりと便利なので人気がある。
故障のことを心配するのであればダイヤル金庫がおすすめである。
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